全国有志医師の会ニュースレター バックナンバー Vol.32(7月26日号)

全国有志医師の会より
32回目のメルマガ発信です。

皆さま、こんばんは
今週7月24日は歴史的な1日でした。
現在、新型コロナワクチン接種後の死亡において因果関係が否定できないとして、死亡一時金などの支給が認められたのは109名となっています。
今回は前回反響が大きかった病理専門医の宮沢善夫氏の「病理解剖の基礎知識」の続編をご紹介いたします。

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本日お届けする情報
1.最新情報
1)歴史的な2つの「記者会見」
2)全国有志医師の会メンバーによる寄稿 ~宮沢善夫氏より~
病理専門医が伝えたい!万が一の時のための病理解剖の『基礎知識2』
2.海外情報
3.ワクチン接種関連情報
4.イベント情報
5.【メルマガ会員の声】募集
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1.最新情報
1)歴史的な2つの「記者会見」
2023年7月24日は何の日かご存じだろうか?7月24日は、新型コロナワクチン接種後にご主人を亡くされたご遺族で《繋ぐ会》の河野明樹子氏と、「新型コロナワクチン後遺症」患者の会の歴史的な記者会見の日でした。河野明樹子氏は大阪府庁記者会見室で、患者の会は東京の厚労省記者クラブでそれぞれ記者会見を行い、NHKや大手新聞社などの主要メディアをはじめ各報道機関が一斉に今回の会見を報じました。

これらの記者会見がきっかけとなり、新型コロナワクチン接種後に死亡された方やそのご遺族、そして、ワクチン接種後に健康被害に遭われ現在も体調不良に見舞われている方などの救済認定が加速することを切に願います。このたびは2021年2月17日に接種が開始された新型コロナワクチン接種がもたらした様々な禍や問題を解決する糸口となる「歴史的な記者会見」であったと言えます。

◆【河野明樹子氏】新型コロナワクチン被害救済認定報告記者会見
・新型コロナワクチン接種後死亡 国の救済制度認定で遺族会見
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230724/2000076000.html

・「生きていてほしかった」 コロナワクチン接種後に死亡男性の遺族が会見
https://www.iza.ne.jp/article/20230724-CWYADF7P4JJFFKNR2WKJ4PSSWM/

・コロナワクチン接種後に夫が死亡 国の認定まで2年近く経過
https://www.ytv.co.jp/press/kansai/detail.html?id=1defd4d6d8684813913e6587976786fe

・NPO法人駆け込み寺2020理事長 鵜川和久氏のTwitter投稿
https://twitter.com/sousyou13/status/1683770221583273984

【公式HP】NPO法人駆け込み寺2020
https://567kyusai.com/

◆「新型コロナワクチン後遺症」患者の会の記者会見
・「NHKニュースおはよう日本」1分40秒間の全国放送
https://twitter.com/Holly37914026/status/1683672049464774658

・書類集めに7カ所、3カ月半 コロナワクチン「後遺症」 迅速救済を
https://www.asahi.com/articles/ASR7S6G6VR7SUTFL014.html?iref=pc_ss_date_article

・「後遺症の実態把握を」 コロナワクチンで団体訴え
https://www.sankei.com/article/20230724-WBT37TCN6FKBZBF6IQPU4W2YZY/

・新型コロナワクチン後遺症患者の会の公式Twitter投稿
https://twitter.com/vaccinesosjapan/status/1683749834954788864

【公式HP】「新型コロナワクチン後遺症」患者の会
https://vaccinesosjapan.wixsite.com/website

2)全国有志医師の会メンバーによる寄稿 ~宮沢善夫氏より~
病理専門医が伝えたい!万が一の時のための病理解剖の『基礎知識2』
◆はじめに
病理専門医の宮沢善夫と申します。病理医とは、手術や検査で採取された患者様の臓器・組織や細胞を顕微鏡を使って診断したり、不幸にしてお亡くなりになった患者様を解剖して、死因を解明したり、行われた医療が正しいものであったのか判断するのが仕事です。生きている患者様をお相手することはほとんどありません。Doctor of Doctorと呼ばれる、医療の裁判官的な立場です。病理専門医は全国で約2700名と、放射線治療医に次いで少ない専門医です。

◆続・病理解剖
前回、病理解剖についての基礎的なことを書きました。その続編をお届けします。
最初に申し上げなければならない現実ですが、死因がコロナワクチンと関連しているか否か、それを厳密に判断することは現時点ではとても難しいです。ですが先に述べましたように、最も重要なことは「亡くなった方の臓器を、後に検査できるような形で保存しておく」ということです。具体的にはパラフィンブロックという形で、心臓・肺・肝臓・腎臓・脳といった重要臓器を中心に保存しておく、ということです。ホルマリンという液体を入れたビンの中に保存しておくことも可能ですが、どうしても体積をとりますし、刺激臭があることから扱いにくいです。素手でも扱えるパラフィンブロックが便利なのです。

◆病理解剖は最後の医療
さて、ここからはコロナワクチンと解剖に関する、現時点で私が言える話をおもむろにしていきたいと思います。そもそも解剖というのは非日常の極みです。解剖を生業にしている私たちを除けば、解剖のことを日常的に考えている人はいません。そして医療はすべて良くなるため、治るためのベクトルを持って動いています。ですから病理解剖というのは「残念ながら医療が及ばずお亡くなりになった方」への最後の医療ともいえます。

病理医は医療の裁判官的な役割をしておりますし、「これはがん細胞、これはがん細胞ではない」という判断を間違うわけにはいきませんが、病理解剖においては、実はその判断が常に正しいとも限りません。裁判官なのになにを言っているのだと叱られそうですが、「病理解剖に正解はない」というのも事実なのです。実際、日本病理学会もこのような見解を支持しています。ですから、ワクチンとの関係を肯定しやすいか否定しやすいか、解剖を担当する病理医によって、ある程度分かれてしまいます。ふだんからコロナワクチンについて情報を入手している病理医であれば、ワクチンも原因の一つとして否定せずに考えますが、そうでない病理医の場合、まった
く関係のない、トンチンカンな最終判断をしてしまう可能性があります。つまり、病理医によってワクチンとの関連を考える度合いが違う、という問題に突き当たるのです。

◆新型コロナワクチン接種の最も重要な所見
一つの臓器を観察するのであれば、たとえば脳を観察して「脳梗塞である」というのは正しいのですが、脳梗塞を起こす原因がどこにあるかを考えれば、脳だけで説明できず、心臓や血管など他の臓器との関係性が問題になります。このように各臓器の関係性を頭に入れて考えてゆくのは、全身を解剖することによって初めて行われる病理医の思考過程です。心臓の左心房に壁にこびりつく血栓(血液の塊)がないかどうか、頸動脈に剥がれ落ちそうな動脈硬化のプラーク(脂の塊)がないかを中心に調べなくてはなりません。血栓が脳梗塞の原因であるならば、なぜ血栓ができたのかを推測しなければなりません。

血栓ですが、コロナワクチンを何回も接種した人の体の変化として最も重要な所見です。ホワイトクロットと呼ばれる白色の血栓がみられるという報告があります。実はワクチンと関係のない解剖であっても、血管や心臓の中に血栓を発見することはありますし、それが白っぽいこともあります。血小板や白血球が多いと白色(実際にはピンクがかっています)のこともあります。ワクチン接種の場合、それが特に白色で、しかも血管の中を占拠するように、あたかも蛇のように長い血栓として見出されることもあるようです。この異常な血栓の存在は、ワクチンとの強い関連を示唆するものです。

◆新型コロナワクチン接種と心筋炎
よく知られたワクチンの副作用として(副反応とはあえて私は呼びません)、心筋炎があります。心筋炎は従来まれな心臓病で、通常は風邪のような症状の後に発症することが多いです。コロナワクチン接種後の心筋炎は、特に若い男性に多いとされていますが、80歳代になる私の先輩医師も、3回目接種後10日ほどで心不全症状として発症しました。息切れ、階段が登れない、足がむくむといった心臓のポンプ機能が悪くなってしまったことによる変化です。プロ野球の投手も劇症型の心筋炎で急逝しました。
心筋炎は、心臓の筋肉でおこる炎症で、顕微鏡で見ると、白血球が心筋を破壊している様子がわかります。朝起きてこなくて死んでいた、という場合も、心筋の炎症が、心臓の電気信号を伝える刺激伝導系とよばれる細胞を攻撃するなどして、致死性の不整脈を誘発したり、急性心停止をもたらした可能性があります。

◆新型コロナワクチン接種と脳卒中
ワクチン接種後に脳卒中になることも多いです。脳卒中は脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血が3大疾患です。脳の血管が血栓で詰まれば、そこから先の脳組織が壊死(えし;細胞レベルの死)を起こす、これが脳梗塞です。
脳出血は脳内出血とも呼ばれ、脳の内部を走る血管が、高血圧などが原因で破れ、堤防が決壊するように血液が脳組織にあふれる状態です。クモ膜下出血は、先天的に脳血管が枝分かれする部分の壁が弱くて、血管のコブ(脳動脈瘤)を作っていて、これが破れてしまうことで起こる脳の表面の出血をいいます。
この脳出血とクモ膜下出血、いずれも血管の破綻が原因ですが、血管の内側をタイルのように埋めている血管内皮細胞において、mRNAがスパイクタンパクを作るなどして、この細胞が自分の免疫に攻撃されるのだとしたら、コロナワクチンとの関連を完全に否定する出来事ではありません。大動脈解離といった、死亡率の高い急性疾患も、血管の壁で起き得るコロナワクチン独自の作用との関連が言われています。

以上、代表的な疾患について解剖と絡めて解説いたしました。
しかし、解剖で得られた所見だけでは、真の死因を考察することは難しいです。臨床医からの情報、カルテのデータを元に、死因や体に起こった重要な病変を考えなくてはなりません。解剖は病理医だけの仕事ではなく、臨床医との共同作業という側面があり、それを完成させるために臨床病理カンファレンス(clinico-pathological conference; CPC)が行われます。

病理医だけの判断では、ときに独善的な解釈で死因究明をしてしまう危険もあります。つねに臨床医(主治医など)とのコミュニケーションを密にして、病気の真の原因に迫る必要があると、自戒を込めて最後に申し上げたいと思います。

関西有志医師の会
病理専門医 宮沢善夫

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2.海外情報
◆ドイツ「未使用のワクチン45億ドル」を廃棄へ
ドイツは、”ブースター “を希望する人が減少したため、約40 億ユーロ(約45 億円)かか
るCOVID-19ワクチンを最大1 億2000 万回分廃棄することを予定している。未使用の COVID-19 ワクチンの廃棄を余儀なくされているのはドイツだけではない。スイスが、2022 年10 月に期限切れのModerna mRNA ワクチン900 万回分を廃棄し、2023 年2 月にはさらに510 万回分を廃棄した。
https://www.naturalnews.com/2023-07-14-germany-to-discard-billions-worth-covid-vaccine-doses.html

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3.ワクチン接種関連情報
◆最近の国外における新型コロナウイルス感染状況は?
新型コロナウイルスの感染状況として2023年に入ってからは、全世界で収束傾向にある。これまで日本において、コロナワクチンの接種が始まると決まってコロナ感染者数の増加が見られている….小島勢二名古屋大学名誉教授の分析をぜひお読みください。
https://agora-web.jp/archives/230712040726.html

◆新型コロナワクチン接種後に体調不良 “外出に杖が手放せなくなった”14歳少年
CBCが、新型コロナワクチン接種後に体調不良となり、1年半以上中学校にほとんど行っていない14歳の少年について報道しています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/505574?display=1

◆日本国内6回目の新型コロナワクチン接種状況(7月25日公表分)
・6回目接種総数:18,630,316人
※全国65歳以上の高齢者:16,700,504人
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/

◆新型コロナワクチン接種による予防接種健康被害救済申請受理数と審査状況(7月14日現在)
・累計進達受理件数:8,138件 未審査件数:4,229件
・認定:3,362件 否認:467件 保留:80件 
・死亡一時金などの支給認定件数:109件
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001121511.pdf

【予防接種健康被害救済制度 認定者数】
下記は昭和52年2月から開始された新制度分を比較した累計の認定者数です。
・新型コロナワクチン以外の日本国内全てのワクチン:3,522件(1977年2月~2021年12月)
・新型コロナワクチン:3,362件(2021年2月~2023年7月14日公表分)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/other/6.html

◆PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)への副作用報告方法
予防接種後副反応疑い報告は、予防接種法第12条第1項の規定に基づき、医師等が定期の予防接種又は臨時の予防接種を受けた者が一定の症状を呈していることを知った場合に、厚生労働省に報告しなければならない制度であり、『医療従事者の義務』となっております。その報告が「それまで知られていなかった不完全にしか証拠づけられていなかった有害事象と因果関係の可能性に関する情報」へと繋がります。下記、対象の(1)~(2)の報告方法をご参照下さい。(報告書に関しては料金や手数料等一切発生することはありません。)
(1)医療従事者
https://vmed.jp/pmdareport/
(2)患者のみなさま
https://www.pmda.go.jp/safety/reports/patients/0024.html

医療従事者や製造販売業者だけでなく患者自身も副反応を報告する事ができます。自身を含め周囲でワクチン接種後に何らかの副反応が出現している方やその症状に悩まれている方へ、是非この副作用報告の情報をお伝えください。

【副反応疑い報告件数】
・死亡者:2,059人(2023年4月28日厚労省発表)
・副反応報告者数:36,317人 重篤者:8,528人(医療機関からの副反応疑い報告:2023年4月28日厚労省発表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00060.html

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4.HP更新・イベント情報
◆HP更新情報
パンデミック条約とWHOとワクチン強制
https://vmed.jp/4439/

◆イベント情報
全国有志医師の会ホームページに新着イベント情報を掲載しておりますので是非ご覧ください。
https://vmed.jp/2697/

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送り先:mail-maga@vmed.jp
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