全国有志医師の会ニュースレター バックナンバー Vol.21(3月24日号)

全国有志医師の会より
21回目のメルマガ定期発信です。

皆さま、こんばんは。
暖かくなり、桜前線もどんどん北上していきますね。
この春の訪れとともに、今回もみなさまにとってお役に立つ情報をお届けしてまいります。

==========
本日お届けする情報
1. 最新情報
1)「声を上げ続けてきた」有志たち【3】

2)「全国有志看護師の会」の署名活動

3)ワクチン後遺症におけるセルフケア『各論1』 ~ワクチン後遺症研究会~

2. オセロプロジェクト情報

3. PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)への副作用報告

4. イベント情報

==========
1. 最新情報
1)「声を上げ続けてきた」有志たち【3】
前回に引き続き、「声を上げ続けてきた」有志をご紹介しながら「新型コロナウイルス感染症発生~現在」に至るまでを振り返りたいと思います。

ニューズウィーク日本版に「声を上げずにはいられなかった」~医師たちの本当の声という記事があります。この記事のタイトルを見て、ふと思いました。ずっと「声を上げ続けてきた」有志医師たちが常にいたことを。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/post-100831.php

今回は、このメルマガでも主に発信してきた新型コロナワクチンの接種について触れていきたいと思います。政府は約2年にわたり国策としてコロナワクチンの接種を推進してきました。2022年2月、日本国内で大人への新型コロナワクチン接種3回目が行われる一方、「5歳~11歳の子どもたち」へのワクチン接種が検討されつつあることに危機感を抱いていた全国の有志医師が結集し当会が結成されました。

当時、子供のコロナワクチン接種に対し、医療などの専門家が疑義を唱え、一般の多くの国民が疑問や不安など危機感を抱いていました。そんな中、接種反対を掲げ2022年3月5日、名古屋で緊急記者会見をされたのが中部有志医師の会(旧:名古屋有志医師の会)代表の浅井富成医師です。

浅井医師は「5歳~11歳の未来ある子どもたちにこれを打つのか、僕は打てないですね」と子どもたちにコロナワクチンを接種することへの医師としての不安を話されています。浅井医師は、自身を日本で唯一のメディカルプロレスラーと称し、医療講習やAEDの普及活動などにご尽力されています。社会貢献にも熱心であり、未来ある子どもたちを憂い積極的に活動されている心優しき1人の医師の声を是非お聴きください。

・【「大石が聞く」子どもへの接種に慎重な立場をとる医師たちも声をあげ始めました】
https://www.youtube.com/watch?v=SyosuwEqm9U

・【5~11歳のコロナワクチン接種に対する緊急記者会見 2022年3月5日】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40169328
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40169587

浅井医師もまた、前回ご紹介した長尾医師と同様、新型コロナウイルス感染拡大当初の「第1波」から発熱外来を開き、臨床現場の最前線でコロナ診療に従事してきた医師の1人です。

この新型コロナ感染症が蔓延して4年目を迎え、社会全体で反対意見を述べにくい環境が今もあると思いますが、それは感染症対策への十分な議論や検証がしっかりなされていないまま今日に至っていることが要因の一つであると考えます。

しかし、このような社会環境の中でもずっと声を上げ続けてきた医師たちがいるのも事実です。そんな有志医師たちの本当の声をこのメルマガで届けたいと思います。(次回メルマガにて、「声を上げ続けてきた」有志たち【4】に続く)

2)「全国有志看護師の会」の署名活動
2020年の新型コロナウイルス発生に伴い全国に様々な有志の会が立ち上りました。その中でも全国の「看護師・保健師・助産師・准看護師」が集まり立ち上がった組織が「全国有志看護師の会」です。このメルマガでも活動をご紹介してきた「有志看護師たち」が、昨日23日衆議院会館にて「医療・福祉系学生」へのワクハラ改善を求める13,873名(手書き署名含む)の署名と要望書を3省(厚生労働省、文部科学省、法務省)の大臣へ提出いたしました。
https://voice.charity/events/464

署名と要望書提出はサンテレビで報道されました。
・【看護師らが署名提出 ワクチンハラスメントの改善を要望】
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=7F7Hhq0aqBQ

当日は、各省担当者や「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」の参議院議員の川田龍平会長をはじめ、衆議院議員で小児科医師の阿部とも子議員、同じく医師の中島克仁議員、たがや亮議員、山田勝彦議員など大勢の国会議員の方々も立ち合われ、有志看護師の会からの要望書に基づく議論が交わされました。

その内容については、本日川田龍平会長が自身のYouTubeチャンネルで【コロナワクチン、ハラスメント問題について語る】と題してご紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=Hsy2cMJmPDs

現在、要望書に対する3省からの回答を待っているところです。
https://twitter.com/yushikangoshi/status/1638849109800157184

このワクチンハラスメントの問題は、社会的に許容されるものではありません。人によっては「ワクチンが受けられない方」や「ワクチン接種に注意が必要な方」もいるため、そうした方々への配慮も必要です。

そして、学生やその保護者が「リスクとベネフィット」を考え悩んで決めた「コロナワクチンを接種しない」という選択を尊重した上で、私ども全国有志医師の会は、学生たちが本分である学業に専念できる環境を整えるための支援をすべきと考えます。

各省から「全国有志看護師の会」への要望書の回答内容も踏まえて、次回以降、この人権侵害と重大な健康被害を侵す可能性のある「ワクハラの問題」について当メルマガでも特集したいと思います。

本メルマガや当会SNSの発信を通じて、ご署名ならびに周囲へご拡散いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。

未来の「医療や福祉」の担い手である学生をコロナワクチン接種による圧力から守るために、当会としても引き続き「全国有志看護師の会」を支援してまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

3)ワクチン後遺症におけるセルフケア『各論1』 ~ワクチン後遺症研究会~
2月22日に配信された前回コラム(Vol.19)で、私は新型コロナワクチン接種後の様々な体調不良(ワクチン後遺症)の要因として、栄養バランスや代謝、抗酸化力などが大きく影響するため、食事などの生活習慣の良し悪しがその改善の度合いを左右するとお話しました。

ワクチン後遺症は「原因不明で治療法もない」などと言われがちですが、必ずしもそうではありません。昨年3月に発足した「ワクチン後遺症研究会」では、数々の実効性のある治療法と並んで、食事など生活習慣改善法の研究と臨床応用、情報発信に取り組んでいます。ワクチン後遺症に限らず、糖尿病などの生活習慣病はもちろん、ウツなどのメンタル不調やガンなどの疾患に於いても、栄養バランスや代謝、抗酸化力などの改善は重要なポイントであり、食事など生活習慣を改善させる事は最も重要な取り組みの一つといえます。

どのような栄養素が重要で、どのような食材や食事法が適切か、逆にどのような栄養素や食材を避けるべきかについては、その疾患の病態や臨床的特徴を検討する事により、自ずと浮かび上がってきます。また個人による体質の違いも考慮する必要があります。

さてワクチン後遺症に於いては、どのような病態と臨床的特徴が存在するのでしょうか。一見して複雑かつ不可解に見えるワクチン後遺症ですが、国内外に於ける研究により、幾つかの病態が絡み合って特有の多彩な症状が波状的に発生している事が分かってきました。

新型コロナワクチンで真っ先に話題となるものに「スパイクタンパク」があります。ワクチンを接種すると、注入されたメッセンジャーRNA(mRNA)がスパイクタンパクを産生しますが、そのスパイクタンパクが血管内で「血栓」を形成しやすい事が知られています。その結果ワクチン接種後の早い時期に、脳梗塞や心筋梗塞、深部静脈血栓症など各種の血栓症を発症し、重症例では死亡する方も少なくありません。血栓が発生する部位は脳や心臓だけでなく全身に及び、急速な症状増悪には大なり小なり血栓が関係しています。

従って血栓が形成されやすい状況を改善する、さらには形成された血栓を溶解しやすくするためには、血栓形成を抑制する効果が証明されている栄養素の豊富な食材を積極的に摂取し、また必要に応じてその栄養素の豊富なサプリメントを内服する事が有効です。

血栓を予防する効果のある栄養素は多数ありますが、その代表として魚油であるEPA(エイコサペンタエン酸)およびDHA(ドコサヘキサエン酸)が挙げられます。またナットウキナーゼやビタミンC、ビタミンEなども、血栓形成予防の効果があるとされています。

次にスパイクタンパクにより「免疫異常」および「炎症」が発生しやすくなります。脂質ナノ粒子に包まれたmRNAが全身各組織へ運ばれてスパイクタンパクを産生、そのスパイクタンパク単体、またはスパイクタンパクを含むエクソソーム(ほぼすべての細胞から分泌される小胞)を受け取り細胞表面にスパイクタンパクを発現した細胞が、自身の免疫細胞により「異物」と認識されて強い炎症反応を生じ、そのため全身各所に於いて様々な炎症症状が発生します。

炎症所見の発生部位は多岐に及びます。その部位により心筋炎、心膜炎、甲状腺炎、間質性肺炎、自己免疫性肝炎、糸球体腎炎、慢性関節リウマチ、線維筋痛症など実に多数の疾患が挙げられます。そのような多彩な炎症が、時間差で発生する事も知られています。従って免疫異常や炎症を抑制するような栄養素、その栄養素を豊富に含む食材を積極的に摂取したいところです。その代表は前出のEPAおよびDHAで、それに加えてアルファリノレン酸が挙げられます。これらは必須脂肪酸のうち「オメガ3系油脂」と言われているものです。

また、これとは逆説的ですが「自然免疫の低下」もよく見られる病態です。接種で注入されたmRNAが「抗体」を産生しますが、その抗体が皮肉な事に、自然に備わっている免疫力を低下させるのです。そのため帯状疱疹などの各種感染症に罹りやすくなってしまいます。そのため自然免疫力を強化する栄養素、それを豊富に含む食材をしっかり摂取したいものです。その代表格はビタミンC、ビタミンD、亜鉛、マグネシウムです。これらは新型コロナが蔓延し始めた2020年には早くも、コロナを予防する栄養素として注目を集めました。

次にスパイクタンパクによる「酸化ストレス」が問題となります。上述のように各所で炎症が発生し、それにより細胞や組織の障害が起こりますが、その際に多量の「活性酸素」が産生され、これが組織や臓器を酸化させ、様々な症状や合併症の発症をもたらすのです。

活性酸素はワクチン後遺症に限らず、様々な疾患や体調不良の重大な原因となりますが、その発生要因は多岐にわたります。タバコやストレス、各種の添加物、それに薬剤など様々です。従って現代人にとっては、活性酸素を意識的に除去する事が必須となります。活性酸素による酸化ストレスを軽減させる栄養素には様々なものがありますが、その代表はビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。これに各種ポリフェノールやカルテノイド、例えばリコピンやベータカロチン、アントシアニン、アスタキサンチンなどが加わります。

ワクチン後遺症には実に多彩な症状がありますが、そのリストを見て一つ気づく事があります。それは「神経症状」がたいへん多い事です。ザっと見渡して半分は神経系統の症状といえます。次回は「神経症状」の改善に必要な栄養素などについて解説します。(次回以降メルマガにて、セルフケア『各論2』へ続く)

ワクチン後遺症研究会
代表 吉野 真人

==========
2.オセロプロジェクト情報
全国有志医師の会では「オセロプロジェクト」として2022年3月、全国の1740 (他に手渡し1) の自治体へ「5~11歳の子どもへのワクチン接種中止及び副反応情報等の周知徹底を求める要望書」という要望書を首長(市長などの自治体長)宛に内容証明で送り、別送で様々な資料も送りました。

このオセロプロジェクトを開始してから1年が経ちました。多くの方に周知もできて、大人に比べて小児、さらに乳幼児の接種率の低さにある程度の貢献ができたと思いますので、メルマガを通じてのオセロプロジェクトのご報告は今回でいったん終了いたします。

一斉送付せずに申制や希望制にしている全国の自治体数
・『6ヶ月~4歳以下の乳幼児への新型コロナワクチン接種券』(HP上は2023/2/17時点の数字)
402自治体(3/24 19:00時点)
https://vmed.jp/wp-content/uploads/c1dfe7f35fbffddb6626be69b8167360.pdf
・『5~11歳以下の子どもへの新型コロナワクチン接種券』(HP上は2022/12/23時点の数字)
88自治体(3/24 19:00時点)
https://vmed.jp/wp-content/uploads/3053af441aea0450dc5980c76c4ff813.pdf

4月以降も子供たちへのコロナワクチン接種は継続されます。
そして5~8月の先行接種(重症化リスクの高い人や医療従事者など)を経て、9月以降は全世代を対象として接種が行われる予定です。
今後も子どもたちをワクチン被害から守るため、みなさま方が自治体等へ働きかけることが最重要となりますので、引き続き個々でのご活動、よろしくお願いいたします。

==========
3. PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)への副作用報告
予防接種後副反応疑い報告は、予防接種法第12条第1項の規定に基づき、医師等が定期の予防接種又は臨時の予防接種を受けた者が一定の症状を呈していることを知った場合に、厚生労働省に報告しなければならない制度であり、医療従事者の義務となっております。

その報告が「それまで知られていなかった不完全にしか証拠づけられていなかった有害事象と因果関係の可能性に関する情報」へと繋がります。下記、対象の(1)~(2)の報告方法をご参照下さい。(報告書に関しては料金や手数料等一切発生することはありません。)
医療従事者や製造販売業者だけでなく患者自身も副反応を報告する事ができます。自身を含め周囲でワクチン接種後に何らかの副反応が出現している方やその症状に悩まれている方へ、是非この副作用報告の情報をお伝え下さい。

(1)医療従事者
https://vmed.jp/pmdareport/
(2)患者のみなさま
https://www.pmda.go.jp/safety/reports/patients/0004.html

◆薬害を学ぶためのテキスト『薬害を学ぼう』
厚生労働省は文部科学省の協力を得て、中学3年生を対象とした薬害を学ぶためのテキスト『薬害を学ぼう』を作成しました。この教材は医薬品等による薬害を知るとともに、その発生の過程や社会的な動き等を学ぶことを通じて、今後、同様の被害が起こらない社会の仕組みの在り方などを考えることを目的として作成されました。
https://www.youtube.com/watch?v=lRmAnF6R5Us

◆情報開示請求に対して厚労省が回答「国民は知る権利がある。」
2023年1月31日、京都大学名誉教授・福島雅典医師らがワクチンの購入契約書や有害事象の全てのデータを開示するよう求めたことについて、厚生労働省から回答があったことが分かりました。ファイザーとモデルナのワクチンの非臨床試験や臨床試験で生じた有害事象の全データに関しては、4月3日までに一部開示。それ以外は2026年までに開示有無を決定しました。この回答を受けて、福島雅典医師は厚労省の購入契約書の不開示決定に対し、民事訴訟を起こす予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=aa-IYoH95m8

医療従事者や製造販売業者だけでなく患者自身も副反応を報告する事ができます。自身を含め周囲でワクチン接種後に何らかの副反応が出現している方やその症状に悩まれている方へ、是非この副作用報告の情報をお伝えください。

==========
4. イベント情報
全国有志医師の会ホームページにイベント情報が満載です。是非ご覧ください。
https://vmed.jp/2697/

==========
  発行者情報
全国有志医師の会メルマガ事務局