薬害オンブズパースン会議副代表 隈本邦彦氏に、過日当会にて2回に分けて講演をしていただいた内容を
一部ご紹介いたします。
ここに掲載する内容は隈本氏より許可を得たものです。
2016年から続くHPVワクチン薬害訴訟が、2027年4〜5月に判決を迎えます。
このHPVワクチン薬害訴訟を応援する署名活動にもぜひご協力下さい。
HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団のサイトより
・地方裁判所宛
【新署名】HPV(子宮頸がん)ワクチン薬害訴訟、公正な判決を求める要請書
・厚生労働省宛
・【新署名】HPVワクチン及び新型コロナワクチンの副反応被害 に対する早期に恒久対策を求める要請書
目次
- 新型コロナワクチン薬害とHPVワクチン薬害の共通点
- 新型コロナワクチン薬害とHPVワクチン薬害の若干の相違点
- HPVワクチンをめぐる動き
- 2022年にHPVワクチンの積極的接種勧奨再開
- すべての医療行為にはインフォームド・コンセントが必要
- 国立がん研究センターがん情報サービス 「子宮頸がん検診について」より
- 副反応検討部会のHPVワクチンに関する資料は「ここ」を見よう
- 2022年4月HPVワクチンの接種勧奨再開後何が起きたのか?
- 子宮頸がん検診は「がん検診界の優等生」
- 行政やメディアが伝える情報はメリットのみ?
- HPVワクチンの仕組み〜今までのワクチンと何が違うのか
- HPVワクチンの特殊な製造法と強力なアジュバント
- HPVワクチンの特殊性まとめ
- 公益社団法人 日本産科婦人科学会からの「お願い」
- 国内の大規模な疫学研究での報告では
- HPVワクチンの安全性を証明した?とされる名古屋スタディ
- ほとんど安全性が確かめられていないガーダシル
- HPVワクチン薬害訴訟は2027年4〜5月に判決予定
新型コロナワクチン薬害とHPVワクチン薬害の共通点
・病気の恐怖を必要以上にあおり
・さほど効果のない、危険なワクチンを
・接種対象を広げてでも打たせ(キャッチアップ、男子)
・副作用被害が出ても「特段の懸念はない」
・そしてその事実をマスメディアが伝えない
新型コロナワクチン薬害とHPVワクチン薬害の若干の相違点
・多くの医師が「HPVワクチンは良いもの」と考えている
・全国約100人の優秀な弁護団が結成され
・10年にわたる裁判で科学的な立証をしてきた
・勇気ある6人の医師・研究者が法廷で証言した
・国は一度(2013年)接種勧奨を止めた
HPVワクチンをめぐる動き
・メディアが騒いだから厚生労働省は接種勧奨の中止に追い込まれたのでは?というのは間違い
・2013年にHPVワクチン定期接種化した当時の厚労省は、自らの判断で2ヶ月半後の6月にワクチンの接種勧奨を中止した
「厚生労働省の公表のリーフレット」より抜粋(2013年6月14日公表版)
子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆様へ
現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を
積極的にはお勧めしていません。
接種に当たっては、有効性とリスクを
理解した上で受けて下さい。
※2013年5月16日開催 第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会配布資料
2022年にHPVワクチンの積極的接種勧奨再開
2013年の6月に厚労省が接種勧奨を中止して以来、子宮頸がんワクチンが改良され、副反応被害者は治っているから、2022年から接種勧奨が再開されたのか?→❌
その間の出来事
2020年9月 一部の自治体で子宮頸がんワクチンに関する情報提供開始を確認
2021年2月 新型コロナワクチン特例臨時接種の医療従事者先行接種開始
2022年4月 子宮頸がんワクチン定期接種化
すべての医療行為にはインフォームド・コンセントが必要
Informed Consent
Information=情報 Consent=同意
(その人が)十分に情報を知らされた上での同意
医療行為の一つであるワクチン接種においても有効性と安全性について十分に知らされた上での同意が必要
国立がん研究センターがん情報サービス 「子宮頸がん検診について」より
子宮頸がん検診について
「つまり、HPVに感染しても、多くの場合は自然にウイルスが少なくなるため、前がん病変になっても進行しないか、改善する場合もあり、全員が子宮頸がんへ進行するわけではありません。」

副反応検討部会のHPVワクチンに関する資料は「ここ」を見よう
2026年7月24日開催 第112回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会配布資料
資料3-3 HPVワクチンの安全性に関するフォローアップ研究https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001727329.pdf
資料3-4 HPVワクチンなどのワクチン接種後に生じる種々の症状についての調査とその対応方法に関する研究報告(第3報)
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001728327.pdf
他の子どもの定期接種13種類と比較して、HPVワクチンの副反応報告は突出して高い
➡️副反応疑い報告数は7倍 そのうち重篤報告数は5.7倍
2022年4月HPVワクチンの接種勧奨再開後何が起きたのか?
1回目の接種者合計 約301万人 うちキャッチアップ接種 約173万人(57%)
→接種後の症状を診る医療機関に患者が殺到
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について
接種者が増えると患者が急増していた
2022年度新規受診患者 137人
2023年度新規受診患者 143人
2024年度新規受診患者 339人
2025年度新規受診患者 152人
2026年4〜5月度新規受診患者 14人 うち男性2人
➡️新規受診患者数勧奨再開後4年2ヶ月で 785人
・厚生労働省のリーフレットにもHPV ワクチンのリスクの記載あり
「頻度は不明ですが、重い副反応)アナフィラキシーショック、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、免疫性血小板減少症が起こることがあります。」
子宮頸がん検診は「がん検診界の優等生」
• 20歳以上の2年に1回の検診で、検診受診者の死亡率を減らせることが科学的に証明されている
• 早期がんだけではなく、前がん病変の段階で見つけることができる
➡️がんの予防が可能(ワクチンのライバル)
行政やメディアが伝える情報はメリットのみ?
・行政やメディアが伝える情報は推進に偏っている
・がんを予防できたというデータは残念ながら国内にはまだない
・20歳を過ぎたら2年に1度の子宮頸がん検診でがんの予防も可能
・前がん病変で発見できる
・接種して重篤副反応になってしまったら将来の夢をあきらめることになるかもしれない
→しかもちゃんとした治療は受けられないし、被害を訴えると“反ワク”と攻撃される
HPVワクチンの仕組み〜今までのワクチンと何が違うのか
• 血中の中和抗体価を、自然感染レベルの10倍以上に上げ続け、粘膜に常に染み出させる
• そのしくみによってHPVに対する初感染を一生涯にわたって防ぎ続けるというコンセプトで作られた
HPVワクチンの特殊な製造法と強力なアジュバント
VLP=ウイルスに似た粒子を遺伝子組み換えで作成
それだけでは十分な免疫反応が起きないので強力なアジュバントを入れる
⇒自然免疫システムをわざと乱してやる
強力なアジュバントとは?
• ガーダシル AAHS (新しいアルミニウムアジュバント)水酸化リン酸アルミニウム
• サーバリックス AS04(細菌の細胞壁とアルミニウムで作成)
いずれも製薬企業が独自開発したもの=安全性のチェックは製薬企業が
その結果、血中抗体価は
・免疫応答には約10000倍の個人差があった
・自然感染の約100倍レベルがずっと続く人も
HPVワクチンの特殊性まとめ
・血中中和抗体価を強烈に上げてそれを粘膜に染み出させるしくみ・・・ 世界初
・一度持続感染したらワクチンでは排除できないのでHPVの初感染を一生防ぎ続ける・・・世界初
・高レベルの抗体を一生作りづづけるように新開発のアジュバントを入れている・・・世界初
公益社団法人 日本産科婦人科学会からの「お願い」
公益社団法人日本産科婦人科学会のサイトより
子宮頸がんワクチンとHPVワクチンに関する正しい理解のために
・この中の子宮頸がん死亡者数で、死亡者の年次推移をグラフにするときに年齢調整をしていません
・子宮頸がんの年齢階級別罹患率(上皮内がんを含まない)の統計は、1985年のデータは40歳以上の検診
2005年は、検診が30歳以上から20歳以上になった直後、2015年は20歳以上の検診データです
学会は2026年8月に「ワクチン接種に関わる全ての診療科の先生方へ」以下のお願い文を掲載しています。
全ての診療科の先生方へ
子宮頸がんを「予防できる病」に〜HPVワクチン接種率向上へのお願い〜
「HPVワクチンは十分なエビデンスが蓄積されています」という海外のデータにおける、発症率が86〜88%減少したという統計は、すべて30歳以下のがんの予防効果をみたもので、イングランドに至っては検診が始まる前の24.5歳までしかみていないという、極めてアンバランスな研究デザインである
国内の大規模な疫学研究での報告では
2022年9月
国の研究費を使って行われた「HPVワクチンの有効性と安全性の評価のための大規模疫学研究」論文公表
Effectiveness of human papillomavirus vaccine against cervical precancer in Japan: Multivariate analyses adjusted for sexual activity
前がん病変(HSIL+)に対するHPVワクチンの有効性を統計的意義をもって示せなかった
HPVワクチンの安全性を証明した?とされる名古屋スタディ
名古屋スタディとは、名古屋市が「接種後の実態を調べるため」に行ったアンケート調査(約3万人回答)で名古屋市立大学の鈴木貞夫教授(当時)が“名古屋スタディ”という名前を付けて解析し、推進派が編集長を務める学術誌「Papillomavirus Research」に投稿したもの
→因果関係が否定された、安全性が確認されたというのは誤り〜統計の誤用(バイアスを考慮しない解析)
同じデータでデータの偏りを考慮して解析した論文「八重・椿論文」「設楽・森川論文」では、HPVワクチンのリスクを示す結果に
ほとんど安全性が確かめられていないガーダシル
ガーダシルは、RCTでほとんど安全性を確かめられていない
• 承認時のRCTでは、ほとんどすべて、対照群はアジュバント水溶液かアジュバント入りワクチン
• いま唯一定期接種のシルガード9は対照群がガーダシル
HPVワクチン薬害訴訟は2027年4〜5月に判決予定
・全国117人の原告が4地裁(東京、名古屋、大阪、福岡)で裁判中
2027年2月に結審、4〜5月に判決の予定
詳しくはHPVワクチン薬害訴訟全国弁護団のサイトをご覧下さい
・HPVワクチン薬害に関する勉強会等は、場所と参加者を集めていただければ、全て無料で行なっています
隈本邦彦氏 Mail : kuma@g.edogawa-u.ac.jp
・2026年9月以降のHPVワクチン問題のイベントの最新情報はこちら
➡️ https://www.hpv-yakugai.net/event/
・2026年9月25日出版
定期接種の勧奨再開で新たな被害者が出ています
危険で不要なHPVワクチン接種は直ちに中止を!
子宮頸がんワクチンの真実ーHIVワクチンと子どもたちへの責任(緑風出版)
