日本小児科学会による「すべての小児への新型コロナワクチン接種推奨」に強く抗議します(6月24日小児科学会へ抗議文郵送)

私たち全国有志医師の会は、日本小児科学会に対し、以下の抗議を行います。

抗議文

2023年6月18日、NHKが驚くべきニュースを報じました。「日本小児科学会が新型コロナワクチンの接種をすべての小児に推奨する」というのです(1)。

その根拠として同学会は「小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方(2023.6追補)」なる文書に、次のような理由をあげています(一部抜粋)。

  1. WHO(世界保健機関)が「小児や思春期小児に対するワクチン接種は有効かつ安全」と記載していること。
  2. 小児の正確な感染率は不明だが、現時点でも多くの小児が未罹患であることが想定されること。
  3. 日本人小児の新型コロナ感染者のなかに、まれではあるが一定数が急性脳症や心筋炎を発症しており、その多くが後遺症を残して、死亡に至った症例もいること。
  4. 小児に対するワクチン接種には、発症予防や重症化(入院)予防の効果があることが複数の報告で確認されていること。また、現在までのところ接種推奨に影響を与える重篤な副反応はないと判断されていること。

しかし、厚生労働省には2023年4月28日公表分までで、副反応疑いが3万6301件、重篤が8537件、接種後死亡が2059件報告されています。

10代以下についても接種後死亡が15件報告されており、重篤な副反応も心筋炎・心膜炎だけで176件報告されています(3)(4)。

そのほとんどすべてについて、厚生労働省は「情報不足等により因果関係が評価できない」とし、判断保留のままにしています。

にもかかわらず、「WHOが有効かつ安全としている」「接種推奨に影響を与える重篤な副反応はないと判断されている」と断じ、子どもたちにまで健康被害が出ている可能性の高いワクチンを何ら疑うことなく推奨するのは「異常事態」と言わざるを得ません。

我々、全国有志医師の会一同は、このたびの日本小児科学会の「すべての小児への新型コロナワクチン接種推奨」に強く抗議するとともに、小児のみならずすべての人への新型コロナワクチン接種の即時停止を求めます。また、同学会が「小児の健康と命を守る」という使命に立ち返ることを強く望みます。

2023年6月24日

全国有志医師の会一同(代表 藤沢明徳)

1)NHK 新型コロナワクチン「すべての小児に接種推奨」日本小児科学会 | NHK | 新型コロナ ワクチン(日本国内) 2023年6月18日

2)小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方(2023.6追補)|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp) 2023年6月9日

3)第93回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和5年度第1回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料 2023年4月28日

mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00060.html

4)副反応疑い報告データベース (vaccine-site.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com)