『医療・福祉系学生』への
新型コロナワクチン接種推奨の問題点
問題点として、新型コロナワクチンの接種をめぐり「実習先の病院からワクチン接種を求められている。」、また、「面接や説明会で入学する前に3回接種を求められる」等々が養成機関の教育現場で実際に起こっています。
学生は、養成カリキュラムの中の実習の位置づけとその重要性を十分に理解しており、実習で単位を取得できなければ卒業ができず、自身が目指す資格職に就けないことも分かっています。学生は、「実習への配属や単位の認定取得、卒業を認定してもらう」といった弱い立場です。このような心理的プレッシャーが常にある弱い立場の学生に対し、実習を理由としたワクチン接種の強い推奨は、ハラスメント以外の何ものでもないと考えます。
医療・福祉系学生は、「医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士」などの資格取得のために、養成校のカリキュラムの中に病院や福祉施設等の医療関連施設での実習が義務つけられています。
病院や福祉施設は、ひとたび新型コロナウイルス感染症が発生すると、入院患者や施設入居者の方々への命に関わる重大なリスクにつながることから、新型コロナウイルス感染症に対し慎重であることは言うまでもありません。しかしながら、実習を理由とした新型コロナワクチンの強要ともとれる養成校側からの学生へのワクチン接種の強い推奨を看過することはできません。
入学や卒業、実習などを条件とした
学生に対する新型コロナワクチン接種の
強い推奨については疑問を抱かざるを得ません。
医療・福祉系学生への新型コロワクチン接種は義務でしょうか?
私たちは『医療・福祉系学生』の臨地実習に
対する新型コロナワクチン接種の強い推奨に反対します
厚生労働省事務局より
令和2年6月1日、 令和3年5月14日、 令和4年4月14日の
3度にわたって以下内容が周知されています。
新型コロナウイルス感染症の発生に伴う医療関係職種等の各学校、
養成所、 養成施設の対応及び実習施設への周知事項について
ワクチン接種やPCR検査等について、実習施設側に対し、学校養成所等としての感染防護の取組状況や、学校養成所等側が行っている学内外での感染対策や実習前後での学生等への感染管理教育の内容等を説明し、検査等が実習の受入れの必須要件にならないよう、受入れ機関との対話を積極的に行うよう努めてください。仮に、医療関係職種の実習を行う際に、病院等の実習施設から学生等の受入れに当たって新型コロナウイルス感染症向けのワクチン接種を求められた場合において、早期の接種が必要と判断される場合には、学校養成所等におかれては、可能な限り実習施設となっている病院での接種を受けられるよう調整してください。その際、ワクチン接種は、あくまで任意のものであるので、学生等に強制することのないよう実習先に説明し理解を求めてください。
※詳細は下記リンクからご確認いただけます。
養成施設の対応及び実習施設への周知事項について
このことから、
実習を理由としたワクチン接種は学生の義務ではありません。
また本来ワクチンとは、
自身が感染した場合の発症や重症化を防ぐためのものであり、
他者への感染を防ぐためのものではありません。