コロナワクチン後遺症治療に対する当会の考え方

コロナワクチン後遺症治療に対する当会の考え方

私たち全国有志医師の会は、新型コロナウイルス感染症に対する対策の見直しと国民の安全と健康を守るため、治験段階の新型コロナワクチン接種事業の中止を求めて立ち上がった医師および医療従事者の団体です。

コロナワクチンを幅広い全世代にリスクを無視して接種することに反対する理由と根拠を述べるためワクチンの危険性について訴えてきました。一方、私たちの力及ばず8割以上の国民が接種してしまった今、接種者にとっては、ある意味、ワクチンの危険性は知りたくない情報でもあったと思います。

「そんなこと、今さら言われても、もう打ってしまったのに・・・」

見たくない、聞きたくない、目を背けたい情報だったかもしれません。接種後に私たちの情報に触れ、接種したことを後悔している人もおられるでしょう。

しかしワクチン後遺症はワクチンを打った人のごく一部に現れる症状であって、現状何も起こっていないのであれば、どうか心配し過ぎないで下さい

私たち全国有志医師の会は、その一部のワクチン後遺症の人が一人でも少なくなるように活動しています。実際、接種後に体調が悪くなった人からの相談が日を追う毎に増えおり、当会のホームページにも助けを求める悲痛なメールが届いています。

接種事業の中止を求めることが当会のスローガンですが、それだけではすまなくなってきたという現状に直面し、ホームページにワクチン後遺症治療医療機関一覧を掲載致しました。医師として、一人の人間として、苦しんでいる人を助けたい、どうにかして救いたい、そんな思いで、当会に所属する医師たちがワクチン後遺症の治療に取り組んでおります。

当会には様々な立場、診療科の医師が所属しています。ワクチン後遺症の治療も個々の施設や医師によって考え方や治療方針、治療方法も様々で、そもそも「ワクチン後遺症」という保険病名は存在せず、国が認めた治療方法もないのが現状です。

こういった状況の中、困っている患者を救おうと医療現場でそれぞれの医師が必死で治療法を模索していく中で、保険診療で出来る治療には限界があり統合医療や代替医療と呼ばれる自費の治療を提供する当会の医師も存在します。

「こんな胡散臭い治療をやっている医師が有志医師の会にいる!」という批判があることも承知しております。しかし当会の医師のもとを訪れる患者さんは、保険診療の医療機関で様々な検査と治療をやり尽くしたけれど症状が改善しない、しんどくて仕事にも行けない、毎日生きていることが辛い・・・そんな状況で「最後の砦」だと藁をもつかむ思いで受診されています。

ある患者さんはワクチン接種後に手足が痺れるようになり近所のクリニックを受診されました。検査を全て受けたけれど異常なし。処方薬を服用したが全く症状は改善せず。それどころかどんどん症状が酷くなって、午後になると足が痺れて立っていられなくなり、仕事を早退することが増えてきました。

大学病院で脳神経外科、脳神経内科、神経内科などでCTやMRI、筋電図、脳波など様々な検査を受けたけれど異常なし、原因不明。「自律神経の問題」「あなたの精神的なもの」と言われ精神科・心療内科を紹介され抗うつ剤や抗精神病薬などを処方されました。

「今まで健康上の問題は何もなかったのにどうして?」納得できないけれど、今の症状が少しでも良くなるなら・・・と精神科で出された薬を服用。症状は全く変わりません。それどころか胃が痛くて食べられなくなり、かえって体調が悪くなってしまいました。仕事にも行けなくなり休職することに。

これはごく一例です。

このような患者さんが大勢おられます。

そしてこのような患者さんが「胡散臭い」「怪しい治療」と批判されている統合医療や代替医療で良くなっているケースも多く存在しています。「どの治療がいいのか」「保険と自費、どちらの治療が優れているのか」という問題ではありませんし、また保険診療と自費診療、どちらかをお勧めしているわけではありません。ワクチン後遺症の治療の選択肢はたくさんあり、どの治療法を選ぶのかは患者さんが決めることであって、医師が治療を強制するものではありません。

迷っておられるのであれば、まずは費用のかからない保険診療の治療を受けられると良いでしょう。そこで治って何も困ったことがないのであれば自由診療の治療は必要ありません。でも保険診療の治療では良くならない、標準治療で治らないのであれば自費の治療が選択肢の一つにあがってくるでしょう。

当会に所属している医師たちは保険・自費の垣根を超えて、治療に関する活発な議論を行っており、ある特定の治療法だけを勧めたり、自費の治療を否定することは致しません。またどの治療法が効果的なのかは患者さんによって違うこともあります。

柔軟な姿勢と考えに基づき、全ては目の前の困っている患者さんを救うため、どの治療が最善の選択肢なのか必死で模索し、治療に当たっているということをご理解頂ければ幸いです。

私たち全国有志医師の会はコロナワクチンに反対するだけでなく、接種後に困っている人々に寄り添い、救うために全力を尽くすことを改めて宣言したいと思います。