2023年9月20日から新型コロナワクチン秋接種が始まります。生後6カ月からの全年代に対してオミクロンXBB.1.5対応1価ワクチン接種が開始されます。
1億2千万人の日本に暮らす人々の約8割が2回接種を終えた新型コロナワクチンですが、昨年の春以降、世界では追加接種は進まず、日本だけが4回目、5回目、6回目と追加接種が行われてきました。そして今回、7回目の追加接種が始まります。
最新の新型コロナウイルスの感染状況について、変異株であるEG.5系統=通称“エリス”がおよそ4割にのぼるという報告があがっています1)。コロナ感染症の主流が変異体「EG.5」に置き換わろうとしている現在、流行が終わりつつあるXBB.1.5対応1価ワクチンは有効な中和抗体を誘導しません。
「中和抗体の上昇により重症化予防効果が期待できる」と厚生労働省の資料にありますが、これはマウスを用いた非臨床試験のみで得られた治験結果です2)。しかもXBB型対応ワクチンの採用を決めた6月16日開催の第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会に提出された資料では、抗体が上がっているように見せる印象操作を施したグラフを提示していました3)。抗原原罪によってXBB系統よりも起源株(武漢株)の中和抗体が桁違いに多く誘導され、武漢株に対する免疫が変異株に対する免疫誘導を阻害することが、ワクチン分科会資料からも明らかになっているのです。
以上から、XBB.1.5対応1価ワクチンのメリットは皆無と言っても過言ではありません。
一方でこれまでに世界中から提出されてきた研究データから以下の様なリスク、デメリットが予想されます。
・mRNAワクチンは、打てば打つほどIgG4という長期化型の免疫抗体が多く誘導されるようになる。このIgG4は全ての免疫細胞に対して抑制的に働くため、免疫不全状態に陥る可能性が高まる。
・XBB株のスパイクタンパクは、以前の変異株よりもACE2への結合力が高く、また組織毒性が高い。XBB株のスパイクタンパクを身体の不特定の細胞に作らせるmRNAワクチンの接種は「毒」を体内の至る所で作る事に他ならない。
・mRNAを包む脂質ナノ粒子(LNP)に免疫賦活作用(アジュバント活性)があり、体内で強い炎症を誘導し細胞破壊を引き起こす。
・mRNAによってスパイクタンパクを発現した細胞は自己の免疫から攻撃(抗体依存性自己攻撃:ADCC)を受け、様々な自己免疫疾患や細胞障害、臓器障害を引き起こす4)。
つまり今回のXBB.1.5対応1価ワクチンはベネフィットが皆無でデメリットのみだという事です。
以上の事から、mRNAワクチンとされる核酸医薬は従来のワクチンと比べて接種のリスクは100倍以上あるのではないかとさえ考えられます。XBB対応型ワクチンの接種によるベネフィットよりもリスクの方が上回っていることは明らかであり、ましてや生後6カ月の乳幼児への接種など、これまでの医学の常識と倫理に反する行為であると強く確信しています。
ぜひ日本に暮らす多くの方々に、自らを守るため、そして大切な家族を守るために、XBB型対応ワクチン秋接種を思いとどまられますよう強く訴えます。
2023年9月19日
全国有志医師の会
1) https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/covid19/pdf/COVID-19_2023w35.pdf
2) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001108705.pdf
3) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001108696.pdf:49ページのグラフは対数目盛りグラフで、これを常用目盛りグラフに変換すると、XBB抗体価はほぼ上昇せず、起源株(武漢株)抗体ばかりが作られていることが分かる。