「治療」「社会的救済」「こどもへの対策」を求めた記者会見~

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「新型コロナワクチン後遺症」患者の会から全国有志医師の会ニュースレターへの寄稿より

●7月24日、厚生労働省会見室にて記者会見を実施


「新型コロナワクチン後遺症患者の会」は、2021年12月に、コロナワクチンにより健康被害を受けた当事者によって、「治療」と「社会的救済」の2つ面の救済を求めて発起し、2023年5月6日には全国組織化しました。そして7月24日、厚生労働省会見室にて記者会見を実施致しました。
この記者会見では、患者の置かれている現状、目指すべき目標、今後のアクションについて訴えて参りました。

●メディア報道と資料に対する戦略


 多くのメディアにお越し頂け、また大手メディアに取り上げて頂けたことは、正直申して予想外のことではありました。しかしながら、「取材に来てもらえなくとも、作成した資料は送付することができる」と、会員の方々の想いや苦しみを伝えるべく、全力を込めて作成した資料が下記となります。
https://my159p.com/l/m/fInKNkjTzwL2vZ

●記者会見で訴えたこと


 今回この記者会見で「患者の会」が訴えたことは、下記の3つです。
1.予防接種健康被害救済制度の改革
2.子どものワクチン健康被害への対策
3.ワクチン健康被害による生活困窮と救済


https://my159p.com/l/m/5uJhKk0nliWDz2

ワクチン健康被害に対する補償が行き届いていないという実態があること、そして患者が補償を受けられず生活が脅かされ安心して治療に専念できなくなり、さらに苦しめられている現状にあることを訴えました。また、これらの救済を求めて全国の地方から行う「全国アクション」を宣言しました。

●訴えに「治療による救済」を入れなかった理由


 今回の「患者の会」の訴えに「治療による救済」が含まれていないことを不思議に思われたかもしれません。その理由は、全国有志医師の会の先生方が、ワクチン後遺症こと、ワクチン接種後健康被害の治療のために全力を尽くして下さっているためです。
弊会は、「治療」と「社会的救済」の2つ面の救済を求めて発起致しました。有志医師の会の存在は、私たち患者が求める「治療による救済」に関わって下さることからとても心強く、私たちは「社会的救済」として治療のベースとなる生活を取り戻すための施策に舵を切ることができました。

●記者会見に向けた戦略


 記者会見成功のために戦略的に取り組んできたことがあります。まず、メディアが私達を報道しやすくするための戦略です。有識者へも相談し、会見順を決定しました。記者会見前はイメージ戦略も非常に重要となることから、私たち一人ひとりが会の信頼失墜につながる発言をしないことにも注意を払いました。

これは、登壇者のみならず、「地方患者の会」運営も一丸となった取り組みです。私たちは、会員である患者の代弁者です。仲間の想いを伝える足かせとなることがあってはなりません。また、「患者の会」は、様々な立場の方々に協力を頂いていることから、既に私たち患者だけの会ではありません。協力頂いている方々へもご迷惑をお掛けすることがあっては言語道断と、かなりの注意を払いました。このようなイメージ戦略は非常に重要な戦略の一つになったと考えます。

記者会見用資料に、様々なデータを掲載したことも戦略の1つです。これは、これまでの取材で具体的な規模感を記者の方に質問されてきたためです。記者の方々がどのような情報を欲しいか、信頼できる情報として発信頂くために必要な情報は何なのかを検討し、資料として載せました。私たちが掲げた目標の根拠となるデータを添えたことも、大手メディアに信頼できる情報として発信頂けた要因の1つになったのではと考えています。

●「患者の会」一丸となっての全国アクション


 この記者会見は「全国アクション」を宣言する舞台となりましたが、それに先立ち、いわゆる「全国アクション」を行っていました。それは、全国の地方メディアへの周知です。
記者会見のライブ配信予定と記者会見資料の周知を全国の地方メディアに行おう!と、「地方患者の会」運営メンバーが一丸となり、それぞれが自発的にテレビ局・新聞社・ラジオ局・雑誌社といったメディアの連絡先を調べて連絡をしていったのです。その数は全体で250を超えました。仲間のこの行動力には、記者会見に挑む私たちも胸が熱くなりました。

この記者会見は、頼もしい「地方患者の会」の仲間がいたからこそ成功に導かれたことを、是非知って頂きたいです。

●有志医師の会の先生方に患者からお願いしたいこと


前述のとおり、今回私達が記者会見で訴えなかったもう一つの柱である「治療による救済」には、有志医師の会の先生方のお力が必要です。私達患者の多くは今もなお診療を満足に受けられておらず、診てくれる病院がなくたらい回し、という現状が2年以上続いています。

私達はその現状を打開できるのは有志医師の会に他ならないと信じています。先生方、ワクチン後遺症の診断・治療方法の確立、どの病院でも診療が受けられる体制の整備、
そして保険診療を受けられるための働きかけにぜひともご尽力をいただけませんでしょうか。

新型コロナワクチンによる未曾有の薬害に対して、有志医師の会の先生方と共に闘っていければと願っています。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。