妊婦へのRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)について

私たち全国有志医師の会は、人類に初めて使用されるmRNA型「ワクチン」という名の遺伝子製剤である新型コロナワクチン接種に反対して2022年2月に立ち上がった団体です。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態を背景に、第Ⅲ相臨床試験が終了しないまま、承認申請から58日間という極めて短期間で『特例承認』されたこのmRNA型ワクチンは、2021年2月から医療従事者等への先行接種が開始され、順次一般接種へと拡大されました。

妊婦に対する接種については、専門学会である日本産婦人科学会等からの見解や通知等により、接種を希望する妊婦への接種が推奨される状況が形成され、2021年秋時点の調査で約8割近い妊婦が2回目の接種を終え、接種率が高水準に達したことが報告されています。

また2022年2月10日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、5歳から11歳の小児に対してもワクチン接種を決定、さらに同年10月には生後6ヵ月〜4歳未満の乳幼児にまで特例承認され、接種の『努力義務』が課せられました。

結果として、ワクチンの有効性や安全性において十分な議論がなされないまま、乳幼児を含む全年代へと新型コロナワクチンの接種対象が拡大されていきました。

【日本産婦人科学会】 https://www.jsog.or.jp/citizen/5770/

・2022年2月21日 妊婦への新型コロナウイルスワクチン接種の努力義務の適用について
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20220221_COVID19_kaiin.pdf
・2022年6月27日 妊婦への新型コロナウイルスワクチン接種に対する積極的勧奨の再度のお願い
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20220627_shuuchiirai1.pdf

【日本小児科学会】 https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=94

・2021年6月16日 新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=374
・2022年1月19日 5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方
 https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=404
・2022年11月2日 生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方
 https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=466

そこで全国有志医師の会として、3回目の新型コロナワクチン接種が行われる一方、5〜11歳の小児へのワクチン接種が検討されていた状況に強い危機感を抱き、2022年2月28日に共同声明を発出、併せて小児および産科領域の専門学会に対して嘆願書を提出しました。

さらに小児における新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが相対的に低いことを踏まえ、ワクチンの有効性、とりわけ安全性および副作用(副反応)に関する十分な科学的検証がなされていない、効果が乏しく安全性の希薄なワクチンの接種対象を乳幼児にまで拡大したことに対して重大な懸念を声明文にて表明しました。

【全国有志医師の会の活動】
・2022年2月28日
 【全国有志医師の会の共同声明】新型コロナウイルス感染症対策の抜本的変更、及び新型コロナワクチン接種事業(3回目接種、5歳~11歳の子どもへの接種、妊婦への接種)の即時中止を強く求 めます。
https://vmed.jp/wp-content/uploads/fa27aeeafaf7c91dbf5b43bf7e9d9ec3.pdf

・2022年3月1日、3月7日【嘆願書】産婦人科学会、小児科学会へ嘆願書を提出

全国有志医師の会から産婦人科学会、小児科学会への嘆願書を提出しました
令和4年3月1日に日本産婦人科学会へ妊婦の努力義務の再考を、また3月7日に日本小児科学会へ小児へのワクチンは「意義がある」とした指針の再考を求め願書を提出いたし…
vmed.jp

・2022年8月17日
 【緊急声明】5〜11歳の子ども達への新型コロナワクチン接種の「努力義務」規定に強く抗議します。子ども達、若者達への新型コロナワクチン接種の即時中止を求めます。
https://vmed.jp/2770

・2022年10月26日
【緊急声明】6ヵ月〜4歳の乳幼児に対する新型コロナワクチン接種について慎重な判断を!
https://vmed.jp/wp-content/uploads/64017a8bf04d106c005e8bd605ff377a.pdf

・2022年11月23日
「生後6ヵ月〜4歳以下の乳幼児への新型コロナワクチン接種」に対する緊急記者会見
https://vmed.jp/2435/

・2023年6月24日
【抗議文】日本小児科学会による「すべての小児への新型コロナワクチン接種推奨」に強く抗議します
https://vmed.jp/wp-content/uploads/813ea545560950283e4f809b45226511.pdf

このように中・長期的な安全性が十分に確認されていない、新しい機序のmRNA型ワクチン(核酸を用いた遺伝子製剤)を、妊婦や子どもたちにまで接種勧奨を行う厚生労働省ならびに小児科学会や産婦人科学会の態度や姿勢については、そのリスク評価と倫理的観点から見て、誠に理解し難いものがありました。

そして今回、2026年4月から「RSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)」の妊婦への定期接種化が行われる方針が決定し、日本において妊婦を対象としたワクチン接種が、初めて定期接種として位置づけられることになります。

RSウイルスワクチンは、2024年1月に、妊婦の母体免疫を通じて出生後の乳児を予防する目的で、国内初の母子免疫ワクチンとしてファイザー社製RSウイルスワクチン(アブリスボ®)が承認され、同年5月から妊婦への接種が開始されました。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20251129-OYO1T50047/

本ワクチンは現時点ではmRNA型ワクチンではありませんが、胎児を育む大切な妊婦や免疫獲得途上にある乳幼児を対象とする予防接種である以上、十分かつ慎重な安全生の評価と併せて社会的合意形成を図ることが不可欠であると考えます。当会はこれらの前提を踏まえ、「RSウイルスワクチン(アブリスボ®)」の妊婦への定期接種化について科学的妥当性および安全性に関する重大な懸念をここに表明します。近い将来(早ければ2026年)、RSウイルスワクチンに限らず、インフルエンザワクチン等を含む複数のワクチンについても、mRNA創薬の臨床開発状況から、mRNA技術を用いたワクチンへの移行の進展が示唆されています。

臨床開発中もしくは既承認のmRNA医薬
国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部サイトよりhttps://www.nihs.go.jp/mtgt/ 【臨床開発中もしくは既承認のmRNA医薬】・2025年…
vmed.jp

また2026年早々には、アメリカの疾病対策センター(CDC)が、すべての子供を対象としていたワクチンのうち6種類の接種推奨を撤回したというニュースが入ってきましたが、推奨から外されたワクチンにはRSウイルスワクチンも含まれています。

米疾病対策センター(CDC)は5日、これまで全ての子供を対象にしていたロタウイルス胃腸炎やA型とB型肝炎を含む6種類のワクチン接種の推奨を撤回したと発表した。他…
www.sankei.com

一方、日本ではRSウイルスワクチンを念頭に置き、抗体製剤を「ワクチン」として使用するための予防接種法の改正を検討しています。
https://news.jp/i/1382324873788047387?c=302675738515047521?c=302675738515047521

ワクチンと医薬品の薬事承認を比較すると、医薬品では必須項目となっている遺伝毒性試験、がん原性試験や第I相臨床試験における薬物動態試験がワクチンでは不要なため、ワクチンは医薬品よりも早く、そして簡素な試験を経て薬事承認される制度設計となっています。

以上をふまえて、2026年4月より妊婦への定期接種化となる、ファイザー社製RSウイルスワクチン(アブリスボ®︎)に関する懸念点を当会の声明文にてお伝えしますので、ワクチン接種については慎重なご判断をお願いいたします。

RSウイルスワクチン(アブリスボ®)の妊婦への定期接種化に関する声明
※参考文献・情報はこちら 印刷用PDF表面 印刷用PDF裏面 両面印刷用PDF https://vmed.jp/8909/ 妊婦さんに情報を伝える際にお使い下さ…
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