「コロナ後の医療・福祉・社会を考える会」の公式ホームページが開設されました。

この会の代表は、お二人の医師です。
お二人は精神衛生上でも人権尊重の立場からも、コロナパンデミック時から続いている感染症対策について疑義を呈し、Xを通じて発信してこられた先生方です。
岩井一也先生
静岡市立静岡病院医師・感染管理室長・内科医
X : https://x.com/k_orchestra ねこアレルギー岩井
https://x.com/k_orchestra/status/1885337270087279013
高木俊介先生
たかぎクリニック院長・精神科医
X:https://x.com/ragshun しゅん(高木俊介)
https://x.com/ragshun/status/1885314942066450838
新型コロナウイルス感染症蔓延時には、家族や友人が入院した場合、面会は1日1〜2人まで、面会時間は15分、面会する人は15歳以上など、各病院によって厳しく制限されていました。
どの病院においても、このまるで右へならえの面会制限基準は、もしかしたら国から「こんな感じで」という指針等が示されていたからなのでしょうか。
ある病院では、患者一人につき1週間に1度、Web画面による15分の面会というところもありました。
また入院患者さんが危篤になっても会うことも体に触れることも叶わず、「一体いつなら会えるのか?!」という家族からの問いに、病院側から「亡くなったら会えます」と言われた方もいらっしゃったほどです。
2023年5月8日より、新型コロナウイルス感染症が感染症法上2類から5類に位置付けされた後も、これまで行われてきた感染症対策について何の検証もなされないまま、病院や施設でのマスクや面会制限は続いてきました。
そこで2024年10月には、高木先生たちがX上で全国の大学病院の面会制限リストを、続いて赤十字病院における面会制限リストをX上で公開されました(リストは2024年10月現在のものです)。
アフターコロナにおける大学病院の面会制限リスト
赤十字病院の面会制限リスト
「コロナ後の医療・福祉・社会を考える会」のホームページにも公開されています。
なんらかの「感染症対策」をやっている病院や施設には、国から補助金が支給されていました。
この面会制限、果たして感染症対策として本当に有効なもの、そして患者や患者のご家族にとって有意義なもの、だったのでしょうか?
病院や施設での感染症対策は、一体「誰のため」に行われていたのでしょう?
だって病院や施設の職員さんたちは、病院・施設の建物から出て通勤路を通って家に帰り、家族と接し、また病院・施設に戻ってくるのですから。
病院や施設での面会制限が感染症対策としてどれだけ功を奏したかは、科学的根拠もなく、全くもって不明なのです。
面会制限を課された方の、なんとも悲しくやるせない気持ちは、入院されたご本人や施設の入居者、そのご家族や友人知人の立場になってみないとわからないことでしょう。
改めて、人と繋がることの大切さを考えるにあたって、コロナ時から現在に至る感染症対策を振り返り、そして今ご自分のできることは何か?を、こちらのホームページをご覧になり、考える一助になさって下さい。