重大な感染症への対応をまとめた「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の改定案が4月16日に報道されました。
感染症流行初期でも緊急事態宣言 行動計画、10年ぶり抜本改定
この新型インフルエンザ等対策推進会議が4月24日に開催されています。
その第11回会議資料はこちらです。
この案について楊井人文弁護士が危惧されています。
「懸念どおり問題が極めて大きい。追って詳しく記事化するが、一言でいえば「封じ込め」ありきで「歯止め」がない。」
こちらが政府のパブリックコメントのサイトです。
「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)について
↓↓↓
こちらのページが表示されない方がいらっしゃるかもしれませんので、ご自分で今回のパブリックコメントを検索する方法をお伝えします。
携帯でもPCからでも、お手持ちの検索エンジンから
検索ワード:パブリックコメント
とご入力後、以下のように順にクリックしていって下さい。
検索ワード「パブリックコメント」→(上位に掲載されます)トップe-Govパブリック・コメント→ 案件一覧→検索条件・キーワード「新型インフルエンザ」と記入後、「のいずれかを含む」にチェック→検索→「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)について
無事に辿り着けましたでしょうか。
またコメントする場合、意見募集要項(提出先を含む)の項目にある「意見公募要領」や「意見提出様式」や政府行動計画(案)などのPDF、XLSを全て開くと、下の「意見募集要領(提出先を含む)の全部を確認しました。」のチェックボックス流にチェックがつけられ、意見入力に進むことができるようになっています。
意見公募要領のPDFと意見提出様式のXLSの2つだけ開封してもチェックできることもあります。
*意見を入力した後の提出画面で「私はロボットではありません」の確認はスマホの方は全部の画像が見られるように横画面にして下さい。
氏名も住所もメールアドレスの記入も不要、匿名で意見を送ることができます。
またご自分が送付したコメントは写真に撮るなどして保存しておくとよいと思われます。
ウェブサイトからコメントを記入した際には、提出完了した後の画面にある「控えを保存」をクリックするとPDFファイルで保存できます。
※追記
何回もコメントをされる方へ
意見募集要項、命令などの案、関連資料、その他にあるPDF、XLSの全部を一度開き、
最下段にある「意見募集要項(提出先を含む)の全部を確認しました」にチェックを入れた後、「意見入力」をクリックすると、別ウィンドウで入力画面が立ち上がります。
そこでコメントを入力し、「私はロボットではありません」にチェック→内容を確認→提出→提出完了画面が表示された後、一番下の
「このページを閉じる」
をクリックするとその画面が閉じられますが、最初の画面は残っていますので、再度PDFやXLSを開かずとも、右下の「意見入力へ」から再びコメント入力をすることができます。
提出期限はとても短く、5月7日18時までとなっておりますので、ご意見のある方はお時間のある時にぜひコメントをお送り下さい。
パブリック・コメントは一人何回でも送れます。
私たちひとり一人の意見と思いをこの機会に政府に届けていきましょう。
*追記(4月30日)
この新型インフルエンザ等対策政府行動計画改定案の問題点について少し説明いたします。
こちらが第11回新型インフルエンザ等対策推進会議 関連資料です。
【新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案)の問題点】
・新型コロナウイルスでの経験を踏まえ、感染症の科学的な知見が不十分な流行初期の段階でも、医療の逼迫時には、必要性に応じて「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」など強度の高い措置を講じることを明示している
・政府が感染症対策の名のもとに平時から「偽・誤情報」の監視を行い、言論統制の恐れがある
・上記が、国会で議論されず、6月に閣議決定され本夏に改定される可能性がある
<特に確認する必要のあるポイント>
1番のポイント
・「リスクコミュニケーション」における「偽・誤情報」流布対策(第3部4章)
(参考)政府が「誤情報」常時監視6月にも閣議決定へ感染症 対策の一環で 言論統制の恐れも
その他のポイント
・「実施体制」に、新たに設立される国立健康危機管理研究機構(JIHS)とあるが、ここの人選次第で「情報」「リスク評価」「感染症サーベイランス」が偏るリスク(同1章)
・「まん延防止」において、緊急事態措置を含めた行動制限が課せられる可能性(同6章)
・ 「ワクチン」において、「プレパンデミックワクチンの備蓄」「ワクチンに関する基本的な知識の情報提供」「副反応疑い情報提供」「予防接種やワクチンへの理解を深めるための啓発」「科学的に正確でない受け取られ方がなされ得る情報への対応」(同7章)
・「治療薬・治療法」における、「緊急承認・特例承認を速やかに検討」「副作用発生状況をフォローアップ」「備蓄・流通状況に応じ、配分調整・予防投与の継続判断」(同9章)
・「検査」において、「国内におけるPCR検査等の汎用性の高い検査方法の確立と普及」(同10章)
これらの問題点に対して、ご自分の意見を届けることができるシステムがパブリック・コメントです。
この改正案、一体何がそんなに問題なのかを、森田洋之医師がコロナ騒動の総括とともにまとめて下さっています。
またコメントを投稿する場合の文例を東北有志医師の会が文例を挙げて下さっていますので、ぜひあなたから政府へのパブリックコメントの参考にされて下さい。
氏名も住所もメールアドレスの記入なども全く不要!
匿名で、また何回でも意見を送ることができます。
ただしし提出期限はとても短く(通常のパブリックコメント募集期間は4週間ですが、この案件だけは2週間)、5月7日18時までとなっておりますので、このGW期間中の隙間時間に、何度でもご投稿下さい。
私たち国民ひとり一人の意見が国を変えます。
皆さんの力で変えていきましょう。